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“幻”の唐辛子で地域農業発展へ 市とJAが協力し初のGI取得へ

2019.06.14

2017年9月に復活した“幻”の徳山唐辛子(とくやまとうがらし)」の栽培技術確立や地理的表示(GI)保護制度取得をめざすため、「徳山とうがらし連絡協議会」を設立しました。市の顔となるよう本巣市とJAぎふの協力のもと、生産者16名で構成。5月29日、本巣市根尾地区で開かれた設立総会では、GI取得で地域農業のさらなる発展を図ることを確認しました。GI取得は、本巣市とJAぎふでは初の取り組みとなります。徳山とうがらし連絡協議会の初代会長には能郷営農組合の羽田組合長が選任されました。

 岐阜県の徳山村(現揖斐川町)で栽培されていた徳山唐辛子は、1983年のダム建設にともない種子も沈んだと思われていました。能郷営農組合の羽田組合長が仕事で旧徳山村を訪れた際、徳山唐辛子を気に入って種子を分けてもらい、継代栽培していました。これを知った発起人の小川さんと本巣市職員が、2012年に地域の特産にできないかと検討を始めました。市が委託した分析結果では、辛味成分のカプサイシンが徳山唐辛子は市販のトウガラシの1.6倍も含まれていた。

 2018年は700本の苗を定植したが、台風と高温障害により集荷が伸び悩みました。そこで2019年は1200本の定植に取り組み、GI登録申請を行います。地域の活性化を支援するJAぎふの「みのっ太基金」を活用し乾燥機を購入したことで、年間を通じた安定供給につなげます。

 

写真=設立総会の様子

 

 

 

 

 

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