JAぎふ

花1
花2

TOPICS

イチゴ生産を未来へ法人設立/「株式会社本丸いちご本圃」

2019.04.16
法人として地域のイチゴを盛り上げます

本巣地域の3人のイチゴ農家が地域のイチゴ生産の維持・拡大をめざしたイチゴの生産法人「株式会社本丸いちご本圃」を立ち上げ、来シーズンの出荷開始に向けて動き出しました。

同社は、JAぎふ本巣地域いちご部会糸貫支部の村瀬巧憲会長と中川聡さん山本孝紀さんの3人が中心となり、地域の若手生産者と高齢化や後継者不足による産地の縮小と生産力の減少が進む産地の将来や個人のビジョンを話し合ってきたなかで、意欲ある若手生産者は、規模拡大を図りたいが、資金や労働力などの課題が克服できず、すぐには規模拡大に踏み切れない課題として出てきました。産地全体での面積の維持や生産力強化に向かう方策をJAなどと検討をすすめ、自身の経営(生産)を維持し、個人ではできないことを法人として行い、産地全体の活性化を図っていく法人を立ち上げることとなりました。

「株式会社本丸いちご本圃」は、2019年2月に設立。発足当初は、離農により生産されなくなったハウス40aを借り受けました。来シーズンからの出荷を目指し、現在は圃場整備や各種手続きなどをすすめている最中です。安心安全なイチゴ生産を基に、イチゴをキーワードに地域に人が集まるような魅力の発信や、新規就農希望者の研修受け入れや

ビジョンを話し合う設立メンバ

雇用、サポートなどを行っていく計画となっています。

 

また同社では、新規就農希望者の研修受け入れを行います。実践的な研修やJAなどと連携した就農準備などの研修後、個人と

して独立して農業を営むことのほかに、雇用就農として同社の従業員として農業を生業とすることもできます。そして、体力的な問題等で離農する生産者が従業員として生産に関わることもでき、技術伝承につなげるとともに、産地の活性化を図ることも期待されています。

JAぎふやJA全農岐阜もその経営に関わり、一緒になって産地の未来を描いていく計画になっています。

 

記事一覧へ

ページの上部へ戻る