岐阜市内でハウス栽培の「春だいこん」の収穫が2月23日から始まった。ハウスものは3月末まで続き、徐々に露地ものに切り替わっていき、5月下旬まで出荷が続く予定です。
岐阜市園芸振興会だいこん部会の会員34戸が、岐阜市則武・鷺山・島・合渡地区の約10㌶の圃場(ほじょう)で、品種「優等生」「つや風」などの「春だいこん」を生産。出荷期間を長くするため、会員の半数ほどがハウス栽培に取り組んでいます。長良川流域のきめ細かい砂土壌はダイコン栽培に適しており、ビニールハウスを活用される「春だいこん」は、肌が白くて見た目も美しいうえ、甘みがあってみずみずしいと市場からも高い評価を受けています。
今シーズンは寒冬のため、甘みが強く高品質に仕上がっており、ハウスものと露地ものを合わせ、約600㌧の出荷を見込んでいます。
この日は、岐阜市園芸振興会だいこん部会の北川清典副部会長と妻、清凡さん(息子)で岐阜市鷺山にあるハウスで収穫作業が行われ、根長約35㌢・約1200㌘前後のダイコン約1300本が収穫しました。収穫後は自宅の作業場で洗浄・選別し、翌日に出荷され、2月25日以降に県内の量販店に並ぶ予定です。
写真=ダイコンの収穫をする副部会長と清凡さん(左)