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青年部員が鳥獣害対策を学ぶ

2018.05.02

 鳥獣による農作物等への被害を減らそうと、JAぎふ青年部は、同JAアグリパークで「鳥獣害対策セミナー」を開きました。

 同青年部は、水稲や園芸作物、畜産などさまざまな品目の若手農業者で構成されていますが、近年、作物を荒らされたり家畜のエサを奪われたりと被害を受けています。これまで手をこまねいていましたが、そうした被害を減少させたいと、今回のセミナーが企画されました。

 平成28年度、県内における鳥獣被害額は約2億8800万円、岐阜地域では約2400万円にものぼります。この額は、各市町村で一定基準のもとに計測されたものですが、報告がないものや、度重なる被害が離農の原因となり、ひいては耕作放棄地の増加につながるなど被害額に含まれていないものもあるといわれます。また、ゴミを荒らしたり人に危害を加えたりするなど、生活圏にもその被害が及んでいます。

 この日のセミナーでは、岐阜県鳥獣害被害対策指導員の伊藤保氏と農村振興課鳥獣被害対策室の青山まゆジビエ専門指導員が講師となり、鳥獣害対策の概要とポイント、加害獣ごとの特徴、わな免許などを説明。被害を減らすためには、①防護柵で「囲う」、②「捕獲」する、③地域住民が一体となった「環境整備」の3つの柱が重要だと伝えました。

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