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米の消費拡大図る 県が開発した米粉専用品種で試作パン

2021.12.30

 新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言の影響により、外食需要が大幅に減少し2022年6月末の米の民間在庫が適正数量を大きく超えると算出されるなか、米粉の普及拡大をめざすJAぎふは12月15日、県が開発した米粉専用の水稲種子「こなゆきひめ」をJAぎふが運営する米粉ぱん専門店「きらきら工房」の技術を用いて、試作パンを制作しました。県では米粉を使ったグルテンフリーのさまざまな商品開発を探り、「きらきら工房」のデータを分析しながら、将来的な商品開発に向け次年度以降の消費拡大を図ります。

 「おんさい広場鷺山」で主食用米「ハツシモ」を製粉し、「きらきら工房」を通じて年間約4.6㌧をパンで販売して米の消費拡大をめざしています。

 県は「こなゆきひめ生産利用検討会」を設置し、生産者・実需者の連携により、実需ニーズを踏まえた地域の実情に応じた安定技術を習得するため、羽島市で無農薬・オーガニック(有機)栽培による水稲栽培を行う深耕ファーム等3団体に栽培を依頼しています。

 この日はJAぎふ本店で、「きらきら工房」が試作した食パンやカステラカップ、シナモンボールなど5種類を深耕ファームや県、全農岐阜、同JA職員が試食しました。

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