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会員が協力して塩漬けに 冬の風物詩、守口だいこん漬け込み作業

2021.12.30

 JAぎふだいこん部会守口生産組合が生産・出荷する飛騨・美濃伝統野菜「守口だいこん」の漬け込み作業が12月9日、岐阜市則武にある則武支店北川にある守口だいこんの倉庫で行われました。

 「守口だいこん」は、岐阜県が飛騨・美濃伝統野菜に認証する、長さ1㍍以上、直径2.5㌢という細長いダイコン。漬物業者との契約栽培という特殊な形態で栽培され、岐阜市と愛知県扶桑町との県域をまたいだ生産者による組織があるのも、全国的にも珍しい。JAぎふ管内では4戸の会員が、岐阜市とその近郊(笠松町・各務原市)で「守口だいこん」を生産。今シーズンは約36㌧の出荷を見込んでいます。

 この日は、会員とJA職員ら10人により、約5㌧の「守口だいこん」が漬け込まれました。長さ1~1.2㍍に揃え、1束12㌔ずつに束ねられたダイコンを、高さ・幅ともに2㍍もの巨大な杉の木で作られたタルに敷き詰め、その上から塩を振ります。この作業を何度も繰り返し、1つのタルに約4㌧を漬け込み、今後、塩分濃度を調整しながら漬けかえていきます。その後、漬物業者により酒粕で何度も漬けかえられ、きれいなべっ甲色の守口漬けの商品として出回るまで約2年かかります。

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