飛騨・美濃伝統野菜に認定されたギンナン「藤九郎（とうくろう）」と「久冶（きゅうじ）」の２品種を生産・出荷する羽島市銀杏出荷組合の特産「羽島ぎんなん」の出荷が１０月6日から始まり、1,727袋（1袋500ｇ）が出荷されました。初出荷にあわせ羽島市下中町のＪＡぎふ下中カントリーエレベーターに隣接する集荷場で、高品質なギンナンの出荷をめざし、出荷基準の確認を行い、会員や県農林事務所、JA関係者ら約25人が参加しました。
羽島市銀杏出荷組合では、22名の会員が個々に塩水選別を行った後、外観・重量・サイズ・乾燥状態などを厳しく選別し、検査を通過したものだけを「羽島ぎんなん」として出荷します。特に「藤九郎」は粒が大きく美味で市場からの人気も高く、羽島市銀杏出荷組合が生産するギンナンの９割以上を占める。東京、大阪、岐阜市場に向けて出荷され、毎年出荷前から問い合わせがあるほどの人気のギンナンです。今年は、8月の長雨で小玉が多いのではないかと心配されていたが、昨年度より実の成りは良く、味・品質は、良好に仕上がっています。
品種「久冶」の出荷は１０月下旬まで、「藤九郎」は翌年１月初旬まで続く予定で出荷ピークは１０月下旬から１１月中旬を見込んでいます。

写真＝出来と選別を確認する江崎組合長（右）ら