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伝統の種とり作業 守口だいこん種たたき

2020.08.20

JAぎふ大根部会守口生産組合が生産する飛騨・美濃伝統野菜「守口だいこん」の種子採取作業が方県カントリーエレベーターで6日に行われた。

 「守口だいこん」は漬物製造業者との契約栽培という特殊な形態で、岐阜市と各務原市、笠松町、愛知県扶桑町のみで栽培される、長さ約1~1.5㍍、太さ2~3㌢の細長いダイコン。県域をまたいだ生産者で組織される岐阜愛知守口大根生産連絡協議会も、全国でも珍しい組織だ。JAぎふ大根部会守口生産組合では5戸10人が、この希少なダイコンを自家採取した種子で生産しています。

 自家採取は、前年に収穫したものから長さ・太さが揃ったものを選ぶ「母子選別」をしたダイコンを植えなおし、花を咲かせて生った実から種子を採取するもの。5月下旬に株ごと切り取ったものを、風通しの良い軒下に吊るして「風乾」し、乾燥した実から種を取り出します。

 会員とJA、岐阜農林事務所、岐阜市ら約10人が参加し、伝統の「種たたき」作業が行われました。株から手作業で莢をもぎ取り、網袋に入れて木づちや木の棒で叩いて種を取り出すのが、伝統の「種たたき」です。

写真=「種たたき」をしている同生産組合のメンバー

 

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